小田原のモノ作りは ずっと昔からとてもEcoです
むかしから、森の中の間伐材や長くまっすぐな建築材/家具材にならない曲がり材、短い材、端材などを私ども小木工業者は木のモノ作りの素材木としてきました。工場内では大きな鉢の内側をくりぬく部分で小さなボウルや皿の材料をとるよう機械を設え、木を始末よく使いまわします。うつわや道具を作っていると割れやヒビで使えない部分もでてしまうのですが、寒い季節に職人たちはだるまストーブの薪にして暖をとり、また1つの物を作るのに数本は必要で度々新調しなくてはならない自分で鍛える刃物鍛冶で使う炭焼きの材料にもします。
木くずは素材の燻煙乾燥室の燃料にし、また原木から薬剤処理などしていないナチュラルなままのものなので、チップになるほか、牧場の敷きわらになったあとガーデンの肥料にされたり、農家のみかんやレモンの木の根本のマルチングとなっています。病気や雑草から土を守るためですが、土に広葉樹の養
分もたっぷり蓄えられ、ミミズやカブト虫の幼虫が増えて山から動物が来てしまうのは困ったものですが、よい効果がでます。森からきた木でうつわや道具を作り、普通のこととして”無理なく無駄なく土に還るまで”使いきってあげられる 二宮尊徳生誕の地(工場のすぐそばです)小田原の素晴らしい環境に感謝いっぱいです。
フォレストサポーターズ・木づかい運動・国連国際森林年について 薗部産業では国連国際森林年・木づかい運動に参加しています。
国際森林年マーク

国際森林年とは

2011年(平成23年)は、国連が定めた国際森林年(the International Year of Forests)です。国際森林年は、世界中の森林の持続可能な経営・保全の重要性に対する認識を高めることを目的としています。我が国でも、国際森林年という節目の年に、現在取り組んでいる森林・林業再生や「美しい森林づくり推進国民運動」、途上国の森林保全等に対する国民の理解の促進につなげていくことを目的に、様々な活動を予定しています。

国際森林年バナー

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木づかい運動とは

京都議定書の温室効果ガス排出量削減目標は6%現在はその3分の2にあたる3.8% を森林による吸収 で達成しようとしています。日本の面積の約7割が森林です。日本はまさに「木の国」その木を使うことが地球の温暖化防止に役立つそうです、「木づかい」は みんなで森を育てるエコ活動です。森林の循環には「植える 育てる収穫する 上手に使う」植林、下草刈り、枝打ち、間伐、伐採など手入れが必要。国産材製品が生活で使われそのお金が森に戻ると、山村が活性化しCO2をたっぷりと吸収する元気な森に生まれ変わります。

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木つかい運動について